※本記事は募集馬確定版PDFをもとに執筆しています。
※この記事は募集開始前時点での管理人の個人的見解です。馬体写真、歩様、測尺、最新情報などにより評価が変わる場合があります。
シルク募集馬2026シリーズ第3弾は、リオンディーズ産駒2頭を分析します。
そして今年、シルクのリオンディーズ産駒2頭のうち1頭は、桜花賞・秋華賞・ヴィクトリアマイルを制したG1三冠牝馬エンブロイダリーの半弟。
その「エンブロイダリー効果」で価格が一気に跳ね上がったロッテンマイヤーの25——本当に買いなのか。
リオンディーズは、あのシーザリオを母に持つ血統。
兄にエピファネイア、弟にサートゥルナーリアという「シーザリオ3兄弟」の真ん中です。
本人は早期引退でしたが、産駒からは天皇賞(春)勝ちのテーオーロイヤル、皐月賞・有馬記念勝ちのミュージアムマイルが出ており、種牡馬として存在感を見せています。
一口馬主歴20年以上、キャロット・シルク・ワラウカドの3クラブ会員として、6項目で本音評価していきます。
こんな方におすすめ
- シルクレーシング2026年度募集馬の傾向を知りたい方
- リオンディーズ産駒の評価をどう見るか考えたい方
- エンブロイダリー効果でロッテンマイヤーの25が気になる方
- 一口馬主として「本当に買いなのか」を判断したい方
結論:2頭を6軸で評価
| 馬名 | ANDY評価 | 私なら |
|---|---|---|
| ロッテンマイヤーの25 | ★★★★☆ | 検討 |
| バラーディストの25 | ★★★★☆ | 血統ロマン |
第1部:リオンディーズという種牡馬をどう見るか
まずリオンディーズ自身の特徴を整理します。
競走馬としてのリオンディーズ
リオンディーズは父キングカメハメハ×母シーザリオ。
兄にエピファネイア(父シンボリクリスエス)、弟にサートゥルナーリア(父ロードカナロア)を持つ、シーザリオ牝系の中核の一頭です。
父は違っても、母シーザリオの繁殖能力の高さを証明したG1馬でした。
引退は早かったものの、2歳で朝日杯フューチュリティSを勝利。
3歳では皐月賞5着(降着)、東京優駿5着と好走しています。
特筆すべきは切れ味で、2歳時に2000mも勝利しており、中距離適性も見せていました。
産駒の傾向
代表産駒は2025年の皐月賞と有馬記念を勝ったミュージアムマイル、天皇賞(春)を勝ったテーオーロイヤル。
中距離から長距離まで幅広くこなす産駒が出ています。
ダートでも平安Sを勝ったロードクロンヌが登場。
産駒の共通点は「瞬発力・切れ味」で、母シーザリオ譲りの脚が特徴的です。
一口馬主として
リオンディーズは種牡馬としての実績を積み上げつつあり、シーザリオ牝系の魅力もあって注目度は高い。
ただし、産駒数はイクイノックスやキタサンブラックほど多くなく、シルクでは2頭という位置づけ。
「シーザリオの血」を買うかどうかが、リオンディーズ産駒選びの本質になりそうです。
第2部:2頭の個別評価
ロッテンマイヤーの25(牡・1億円/20万円・森一誠厩舎)
母ロッteンマイヤーの半姉は、あのエンブロイダリー(父アドマイヤマーズ)。
桜花賞・秋華賞の3歳クラシック二冠+ヴィクトリアマイル勝ちの現役G1牝馬です。
新潟・芝1800m2歳レコードも持っている超スピード型。
【血統評価】★★★★★
父リオンディーズ×母ロッテンマイヤー(半姉エンブロイダリー=G1三冠牝馬)
シーザリオ系×スピード母系という組み合わせ。
【母系評価】★★★★★
曽祖母ビワハイジで、近親にはブエナビスタもいる超良血。
スピードの良さは母系にも現れており、エンブロイダリーの活躍で牝系全体の評価が急上昇しています。
【厩舎評価】★★★★☆
関東・森一誠厩舎
【コスパ評価】★★☆☆☆
母エンブロイダリーは一口6万円で募集されていました。
それが今、この産駒は一口20万円——大幅な価格上昇です。
エンブロイダリーが桜花賞・秋華賞・ヴィクトリアマイルを制し、一気に超良血牝系として評価が上昇した影響がそのまま価格に反映されています。
【リスク評価】★★★☆☆
価格が上がりすぎている点、そしてリオンディーズ産駒の相場からするとかなり高値。
「エンブロイダリー効果」がどこまで実力に反映されるかは未知数です。
【私なら申し込むか】★★★☆☆
プラス材料:超良血牝系(ブエナビスタと近親)、リオンディーズの中長距離適性、シーザリオ系の切れ味
不安材料:価格の大幅上昇、エンブロイダリー効果の反動リスク
出資判断:興味はあるが手を出しづらい価格帯。抽選状況を見ながら慎重に検討したい一頭。
バラーディストの25(メス・6,000万円/12万円・吉岡辰弥厩舎)
母バラーディストの初年度産駒はカヴァレリッツォ(父サートゥルナーリア)で、2025年の朝日杯フューチュリティを勝利しています。
2番目はロードカナロア産駒の牝馬。
そして3番目に今回のリオンディーズ産駒(牝馬)です。
【血統評価】★★★★☆
父リオンディーズ×母バラーディスト
【母系評価】★★★★★
母系は活躍している馬が多く、父が変わっても期待は十分できる血統背景。
初年度産駒カヴァレリッツォは朝日杯フューチュリティS勝ちの実績を持ち、母系の実力を証明しています。
【厩舎評価】★★★★☆
関西・吉岡辰弥厩舎
【コスパ評価】★★★★★
6,000万円/一口12万円は現実的な価格帯。
ロッテンマイヤーの25と比べると、母の実績差もあって落ち着いた設定になっています。
カヴァレリッツォが朝日杯を勝った今、この価格設定は割安に感じるほどです。
【リスク評価】★★★☆☆
種牡馬が3年で3頭とも変わっている点、リオンディーズ産駒の伸び代次第。
【私なら申し込むか】★★★★☆
プラス材料:母系の活躍(カヴァレリッツォの朝日杯勝ち)、リオンディーズの切れ味、現実的な価格
不安材料:種牡馬変遷の理由、リオンディーズ産駒としての未知数
出資判断:シーザリオ系の血を現実的な価格で買える一頭。血統ロマンとして検討したい。
第3部:2頭を通して見えた傾向
母馬の実績差が価格に直結
ロッテンマイヤーの25(1億円)とバラーディストの25(6,000万円)の価格差は、母馬の実績と近親馬の活躍がそのまま反映されています。
エンブロイダリーという現役G1三冠牝馬が出たことで、ロッテンマイヤー牝系は一気に値付けが変わりました。
一口6万円だった母が、産駒は20万円。
これが「近親のG1級活躍」の破壊力です。
一方のバラーディストの25も、初年度産駒カヴァレリッツォが2025年の朝日杯フューチュリティを勝ちましたが、価格は6,000万円に留まっています。
これは牡馬G1勝ちと牝馬G1三冠の「牝系評価への影響度」の違いかもしれません。
近親の実績はリアルタイムで牝系評価を変える——
これは一口馬主として重要な視点です。
「今年評価が上がった牝系」は価格も上がり、「今年評価が下がった牝系」は割安になる。
その一時的な変動をどう捉えるかが、出資判断の分かれ道になります。
リオンディーズの種牡馬としての位置づけ
リオンディーズは、シーザリオ3兄弟(エピファネイア・リオンディーズ・サートゥルナーリア)の中では中間的な評価。
2025年に産駒が皐月賞・有馬記念・天皇賞(春)を勝つなど、種牡馬としての方向性は明確に見えてきました。
「シーザリオの血」に賭けるなら、リオンディーズは選択肢の一つとして残しておきたい種牡馬です。
第4部:総評|リオンディーズ産駒をどう見るか
血統論として
リオンディーズ産駒は、母シーザリオ譲りの切れ味と中長距離適性が特徴。
ミュージアムマイル(皐月賞・有馬記念)、テーオーロイヤル(天皇賞春)といった実績馬が出ており、種牡馬としての方向性は見えてきています。
シルクの2頭を見ると、母馬の血統的背景がそれぞれ異なります。
ロッテンマイヤー(半姉G1三冠、近親ブエナビスタ)、バラーディスト(初年度産駒カヴァレリッツォが朝日杯勝ち)——
どちらも母系は魅力的で、リオンディーズとの相性は良さそうです。
私はリオンディーズ産駒だから買う、という考え方はしない
前作イクイノックス編・キタサンブラック編と同じ姿勢です。
母系との相性、厩舎、価格。
この3点を重視したい。
特にロッテンマイヤーの25は「エンブロイダリー効果」で価格が急騰しているため、冷静な判断が必要です。
「近親の活躍」は一時的な追い風であって、本馬の実力を保証するものではありません。
エンブロイダリー効果をどう捉えるか
一口馬主として、こういう「近親の活躍による価格急騰」パターンは何度も見てきました。
高い時に飛びついて期待外れだったケースもあれば、それでも走ったケースもある。
だからこそ、価格だけでなく「本馬自身の血統・馬体・厩舎」を総合的に見る必要があります。
第5部:私なら申し込む順位
分析記事として印は打ちませんが、「私なら申し込むか」の順位を整理します。
| 順位 | 募集馬 | 一言 |
|---|---|---|
| ① | バラーディストの25 | 価格とのバランスが非常に面白い |
| ② | ロッテンマイヤーの25 | 夢はあるが20万円が重い |
私ならロッテンマイヤーの25は抽選覚悟で申し込みたいところですが、20万円という価格を考えると、簡単には飛び込めません。
一方、バラーディストの25は価格とのバランスを考えると非常に面白い。
カヴァレリッツォが朝日杯を勝ったことで母系評価も上がりつつあり、それでも6,000万円という価格設定は魅力的です。
私ならこの2頭ならバラーディストを上に取ります。
夢を買うか、現実を買うか——同じリオンディーズ産駒でも、性格の異なる2頭になりました。
まとめ|リオンディーズ産駒2頭の総括
今回はシルクレーシング2026年度募集馬のリオンディーズ産駒2頭を分析しました。以下に要約をまとめます。
シルクはリオンディーズ産駒を2頭確保
ロッテンマイヤーの25(1億円)は半姉エンブロイダリーのG1三冠で価格急騰
バラーディストの25(6,000万円)は初年度産駒カヴァレリッツォの朝日杯勝ちで注目
リオンディーズはシーザリオ3兄弟の真ん中、産駒に春天馬テーオーロイヤル、皐月賞・有馬記念馬ミュージアムマイル
産駒の共通点は「瞬発力・切れ味」
母馬の実績差(近親の活躍)がそのまま価格に反映される
「エンブロイダリー効果」による価格急騰は冷静に判断したい
私ならバラーディストの25を上に取る、価格とのバランスが魅力
次回予告|キズナ産駒編
シルク募集馬シリーズ第4弾は、キズナ産駒2頭を分析します。
帝王賞回顧でも書いた「新種牡馬時代」を代表する日本の後継種牡馬キズナ。
シルクではどう位置づけられているか——次回もお楽しみに。
一口馬主は「種牡馬を買う」のではない。「配合を買う」——
これが30年競馬、20年一口馬主を続けてきた私の結論です。
リオンディーズ産駒2頭は、母系の実績差がそのまま価格差に表れています。
高いから走るわけでも、安いから走らないわけでもない。
「この母とリオンディーズの間に生まれた一頭」——その配合の妙を見極めたいと思います。
カタログだけでは分からないことも多いですが、馬体・歩様・測尺が出そろえば評価は変わります。
募集開始まで一緒に悩みましょう🐎
シルク募集馬シリーズ、次回はキズナ産駒編でお会いします。
▼あわせて読みたい
・【3クラブ会員が語る】一口馬主クラブ比較

