※本記事は募集馬確定版PDFをもとに執筆しています。
※この記事は募集開始前時点での管理人の個人的見解です。馬体写真、歩様、測尺、最新情報などにより評価が変わる場合があります。
シルク募集馬2026シリーズ第5弾は、コントレイル産駒4頭を分析します。
コントレイルは、無敗の三冠馬にしてジャパンカップも制した名馬。
その初年度産駒からは既にゴーイントゥスカイが2025年の青葉賞(GII)を勝つなど、切れ味の片鱗を見せています。
ただし、キズナやイクイノックスのように種牡馬として評価が固まったわけではありません。
つまり、今年のコントレイル産駒は——「未来への期待」に出資する募集。
シルクの4頭はどう見るべきか。
一口馬主歴20年以上、キャロット・シルク・ワラウカドの3クラブ会員として、6項目で本音評価していきます。
こんな方におすすめ
- シルクレーシング2026年度募集馬の傾向を知りたい方
- コントレイル産駒の評価をどう見るか考えたい方
- 「未知数の種牡馬」への出資判断に迷っている方
- 一口馬主として「本当に買いなのか」を判断したい方
結論:4頭を6軸で評価
| 馬名 | ANDY評価 | 私なら |
|---|---|---|
| ワディハッタの25 | ★★★☆☆ | 様子見 |
| アルビアーノの25 | ★★★★☆ | 検討 |
| アルルの25 | ★★★★☆ | 検討 |
| イーヴンソーの25 | ★★★☆☆ | 血統ロマン |
第1部:コントレイルという種牡馬をどう見るか
まずコントレイル自身の特徴を整理します。
競走馬としてのコントレイル
コントレイルは3歳牡馬三冠馬。
サリオスとのライバル関係で盛り上がった世代を制した名馬です。
2歳から東京スポーツ杯2歳S、ホープフルSを勝ち、仕上がりは早いタイプ。
上がりも速く、切れ味が最大の武器でした。
古馬になってからは苦戦しましたが、最後はジャパンCで勝利して引退。
「切れ味と早熟性」——これがコントレイルの武器でした。
産駒の傾向
母馬の成績はさほど良くなかったものの、ディープインパクトに種付けされて生まれたコントレイル。
そのコントレイルは、ディープインパクトの後継種牡馬として期待されています。
初年度からゴーイントゥスカイが2025年の青葉賞を勝つなど、重賞級の産駒を輩出。
初年度産駒はまだデビュー間もないため判断材料は少ないですが、早々に重賞勝ち馬を出したことから、今後さらに活躍馬が出てくる可能性は十分にあります。
「切れがあり仕上がりの早い」——父コントレイルの特徴を引き継いだ産駒が期待できそうです。
一口馬主として
コントレイル産駒は、まだ「未知数」の段階です。
キズナ(リーディング1位)、イクイノックス(まだ産駒デビュー前だが超高額)のように評価が固まっていません。
だからこそ、価格は落ち着いており、「未来への期待に出資する」形の募集になっています。
当たれば大きい。
ただ、外れた時も「まだ若い種牡馬だから」と納得できる。
それも初年度産駒へ出資する楽しさだと思います。
第2部:4頭の個別評価
ワディハッタの25(牡・7,000万円/14万円・手塚貴久厩舎)
母ワディハッタは英国の繁殖牝馬。
これまで7頭の産駒を輩出しており、海外では活躍していますが、日本産では結果を残せていません。
【血統評価】★★★★☆
父コントレイル×母ワディハッタ(英国産)
サンデー系ではコントレイルが初めての種付け。
【母系評価】★★★☆☆
半姉のロードカナロア産駒はサンデーレーシングで40口・一口125万円と高額募集されていました。
40口募集なら125万円でも理解できますが、500口で7,000万円という総額は決して安くは感じません。
【厩舎評価】★★★★☆
関東・手塚貴久厩舎
【コスパ評価】★★★☆☆
7,000万円/一口14万円。
半姉と比べれば落ち着いた価格ですが、日本産で結果が出ていない母系を考えると、安くはない設定。
【リスク評価】★★☆☆☆(リスク大)
5月生まれの遅生まれ。
2歳夏から秋の完成度では不利になる可能性があります。
【私なら申し込むか】★★★☆☆
プラス材料:半姉より落ち着いた価格、日本産で新たなチャレンジ
不安材料:5月遅生まれ、日本産では結果が出ていない母系、総額は安くない
出資判断:遅生まれは気になるが、仕上がりの早い父コントレイルだけにクラシックには間に合うか期待したい一頭。
アルビアーノの25(メス・5,500万円/11万円・木村哲也厩舎)
母アルビアーノは米国産で、フラワーC、毎日放送賞スワンSを勝った実績馬。
NHKマイルC、マイルチャンピオンS、高松宮記念で掲示板を外さない結果を残しています。
スプリント〜マイルをこなすスピード型です。
【血統評価】★★★★☆
父コントレイル×母アルビアーノ(スプリント〜マイル型)
【母系評価】★★★★☆
初年度産駒はドゥラメンテ産駒で、重賞は関屋記念のみですが、上りの良い切れのある牝馬で母に似た特徴を見せています。
その他、様々なサンデー系に種付けされてきましたが、今回はコントレイルが選ばれました。
【厩舎評価】★★★★★
関東・木村哲也厩舎(イクイノックスの厩舎)
【コスパ評価】★★★★★
5,500万円/一口11万円は現実的な価格帯。
木村厩舎という魅力を考えると、コスパは良好です。
【リスク評価】★★★☆☆
【私なら申し込むか】★★★★☆
プラス材料:木村厩舎、母のスピード×コントレイルの切れ味、現実的な価格
不安材料:コントレイル産駒としての未知数、母系の距離傾向
出資判断:母のスピードにコントレイルの切れ味が加われば、NHKマイルCのような舞台が一番イメージしやすい。木村厩舎という強みも含めて、注目したい一頭。
アルルの25(牡・7,000万円/14万円・矢作芳人厩舎)
母アルルはフランスで3勝している馬。
これまで6頭のサンデー系に種付けしていますが、結果は残せていません。
【血統評価】★★★☆☆
父コントレイル×母アルル(仏3勝馬)
【母系評価】★★☆☆☆
サンデー系6頭に種付けしても結果を残せていない母系。
正直、この母だけを見ると積極的には買いづらい印象です。
【厩舎評価】★★★★★
関西・矢作芳人厩舎(コントレイルを育てた厩舎)
【コスパ評価】★★★★☆
7,000万円/一口14万円は現実的な価格帯。
【リスク評価】★★☆☆☆
母系がサンデー系全般で結果を残せていない点は大きな懸念材料。
【私なら申し込むか】★★★★☆
プラス材料:コントレイルを最も知る矢作厩舎
不安材料:母系がサンデー系で結果なし、正直この母だけなら買いづらい
出資判断:正直、この母だけを見ると積極的には買いづらい。ただ、コントレイルを最も理解している矢作厩舎が管理するという一点だけで評価を上げた一頭。
イーヴンソーの25(メス・5,500万円/11万円・松永幹夫厩舎)
母イーヴンソーはアイルランド産。
近親にはスズカフェニックス、シンコウキングなど、日本ではスプリント色の強い牝系として知られています。
【血統評価】★★★★☆
父コントレイル×母イーヴンソー(愛国産)
【母系評価】★★★☆☆
産駒はKingman、エピファネイア、キタサンブラックに種付けしていますが、結果は残せていません。
ただし、近親にスプリンターが多い分、「スピードの血」は継承されている可能性があります。
【厩舎評価】★★★★☆
関西・松永幹夫厩舎
【コスパ評価】★★★★☆
5,500万円/一口11万円は現実的な価格帯。
【リスク評価】★★★☆☆
過去の種付けで結果が出ていない母系。
【私なら申し込むか】★★★☆☆
プラス材料:近親にスプリンターの血、コントレイルの切れ味
不安材料:過去の産駒が結果を残せていない
出資判断:母系はスプリント色が濃いだけに、コントレイルの切れ味がどこまで距離を持たせるか——そこに興味を感じる血統ロマンの一頭。
第3部:4頭を通して見えた傾向
「未来への期待」に出資する募集
キズナやイクイノックスと違って、コントレイルはまだ種牡馬としての評価が固まっていません。
だからこそ、価格は落ち着いており、「未来への期待」に出資する形の募集になっています。
シルクの4頭を見ても、5,500万円〜7,000万円という現実的な価格帯。
イクイノックス産駒(6,500万円〜3億円)、キタサンブラック産駒(6,000万円〜1億2,000万円)と比べると、明らかに落ち着いた設定です。
「未知数だから安い」——
これがコントレイル産駒4頭の共通点であり、狙い目でもあります。
スピード型母系への配合が目立つ
シルクの4頭を見ると、母系にはスピード型が目立ちます。
- アルビアーノ:スプリント〜マイル型(高松宮記念掲示板)
- イーヴンソー:近親にスプリンター(スズカフェニックス、シンコウキング)
コントレイル自身は三冠馬ですが、産駒には「マイル〜2000m」の適性が出るかもしれません。
これは今後の産駒動向を見る上で、注目すべきポイントです。
「コントレイルを最も知る」矢作厩舎
アルルの25の預託先が矢作芳人厩舎——コントレイル本体を育てた厩舎です。
どう育てるか、その育成方法にも注目したい一頭になっています。
第4部:総評|コントレイル産駒をどう見るか
血統論として
コントレイル産駒は、切れ味と仕上がりの早さが期待できる血統。
父ディープインパクトの後継として、大きな可能性を秘めています。
シルクの4頭を見ると、価格は現実的、母系はスピード型が多い。
「未来への期待」に対して、リスクを取れる価格設定になっています。
私はコントレイル産駒だから買う、という考え方はしない
前作イクイノックス編・キタサンブラック編・リオンディーズ編・キズナ編と同じ姿勢です。
母系との相性、厩舎、価格。
この3点を重視したい。
コントレイル産駒はまだ評価が固まっていない分、「配合との相性」を見極めるチャンスでもあります。
未知数だからこその楽しみ
当たれば大きい。
ただ、外れた時も「まだ若い種牡馬だから」と納得できる。
それも初年度産駒へ出資する楽しさだと思います。
これがコントレイル産駒への出資、私なりの考え方です。
第5部:私なら申し込む順位
分析記事として印は打ちませんが、「私なら申し込むか」の順位を整理します。
| 順位 | 募集馬 | 一言 |
|---|---|---|
| ① | アルビアーノの25 | 木村厩舎+母のスピードを評価 |
| ② | アルルの25 | 矢作厩舎を買う一票 |
| ③ | イーヴンソーの25 | 近親スプリンターの血統ロマン |
| ④ | ワディハッタの25 | 5月遅生まれが気になる |
コントレイル産駒4頭の中で私が最も気になるのは、アルビアーノの25。
木村厩舎と母のスピードを評価しました。
「スピード×切れ味」の配合で、マイル路線が期待できる一頭です。
アルルの25は、正直に言うと母系だけなら買いづらい。
でも、コントレイルを最も知る矢作厩舎という一点で、評価を上げた一票です。
まとめ|コントレイル産駒4頭の総括
今回はシルクレーシング2026年度募集馬のコントレイル産駒4頭を分析しました。以下に要約をまとめます。
シルクはコントレイル産駒を4頭確保
コントレイルは無敗の三冠馬+ジャパンC馬、切れ味と早熟性が武器
初年度から重賞勝ち馬も出ており、今後の産駒動向に期待
ワディハッタの25(7,000万円)は5月遅生まれが気になる材料
アルビアーノの25(5,500万円)は木村厩舎+スピード×切れ味の配合で注目
アルルの25(7,000万円)は矢作厩舎を買う一票、母系だけなら買いづらい
イーヴンソーの25(5,500万円)は近親スプリンターの血統ロマン
コントレイル産駒は「未来への期待」に出資する募集
キズナ(リーディング1位)と違い、まだ評価が固まっていない分、価格は落ち着いている
「コントレイル産駒だから買う」ではなく「この母系との配合だから買う」
次回予告|エピファネイア産駒編
シルク募集馬シリーズ第6弾は、エピファネイア産駒4頭を分析します。
シーザリオ3兄弟(エピファネイア・リオンディーズ・サートゥルナーリア)の長兄エピファネイア。
デアリングタクトやエフフォーリアといったG1馬を輩出した実績十分の種牡馬——
シルクの4頭をどう見るか、次回もお楽しみに。
一口馬主は「種牡馬を買う」のではない。「配合を買う」——
これが30年競馬、20年一口馬主を続けてきた私の結論です。
コントレイル産駒はまだ未知数の段階だからこそ、「配合の妙」を見極めるチャンスでもあります。
当たれば大きい、外れても納得できる——それも初年度産駒への出資の楽しさです。
カタログだけでは分からないことも多いですが、馬体・歩様・測尺が出そろえば評価は変わります。
募集開始まで一緒に悩みましょう🐎
シルク募集馬シリーズ、次回はエピファネイア産駒編でお会いします。

