オークス当日、私の予想は外れました。
本命にしたドリームコアは2着、軸を信じて買った馬単・三連単はすべて紙くずに。
それでも、勝ったジュウリョクピエロのレースぶりを見て、「これは秋以降が楽しみだ」と思わせる何かを感じたのです。
この記事では、当日の1日の流れと、外した私が見たジュウリョクピエロの真価をお伝えします。
1. 5月24日(土)の1日|新宿WINSから池袋開楽まで
池袋駅から行動開始

朝、池袋駅東口からスタート。前日に組み立てた予想を頭の中で何度も反芻しながら、新宿WINSへ向かいました。
新宿WINSの空気感

到着すると、すでに多くの競馬ファンが集まっていました。年配の方が多い印象で、独特の「真剣さ」と「楽しさ」が混ざった空気が流れています。スマホでも馬券は買えるこの時代に、わざわざ足を運ぶ意味——それは、この場の熱気を肌で感じることだと思っています。
券売機と競馬新聞


券売機前で、競馬新聞の出馬表とマークカードを最終確認。前日に決めた本命ドリームコア(12番)を軸に、相手はアランカール(3)、リアライズルミナス(5)、スターアニス(10)、エンネ(13)の4頭で組みました。
購入した馬券

馬単1着ながし:12→3,5,10,13(4組×500円=2,000円)
- 三連単軸1頭ながし:12→3,5,10,13→3,5,10,13(12組×100円=1,200円)
- 合計:3,200円
「ドリームコアが勝てば、いずれかが当たる」——そう信じての購入でした。
池袋・開楽でジャンボ餃子


オークスのレース時間が近づく中、池袋に戻り老舗の中華料理店「開楽」へ。1954年創業のジャンボ餃子で有名なお店で、行列ができていました。皮はモッチリ、肉と野菜の旨味が詰まったジャンボ餃子3個と、東京醤油ラーメンで腹を満たしながら、レース結果を待ちます。
2. オークス結果|ドリームコア2着、ジュウリョクピエロが1着
15:40、第87回オークス発走。
レースが終わった瞬間、私はテレビ画面を見ながら呟きました。
「16番…ジュウリョクピエロが来たか」
結果:
- 1着:ジュウリョクピエロ(5番人気、今村聖奈騎手)
- 2着:ドリームコア(3番人気、ルメール騎手)
- 3着:ラフターラインズ(2番人気、レーン騎手)
- 12着:スターアニス(1番人気)
私の本命ドリームコアは2着。クビ差の惜敗でした。1番人気スターアニスは桜花賞馬ながら12着と惨敗。前日記事で書いた「ドレフォン産駒の2400m問題」が、最悪の形で的中してしまいました。
そして、ジュウリョクピエロを勝たせた今村聖奈騎手は、JRA女性騎手として初のG1制覇という快挙を達成。これも歴史的な一戦となりました。
3. 馬券は外したが|ジュウリョクピエロの真価
馬券は完全に外れました。ただ、それ以上に印象に残ったのが勝ち馬ジュウリョクピエロの走りです。
後方から馬群を割って差し切る末脚
ジュウリョクピエロは道中後方に構え、直線で横に広がった馬群の間を割って最後の激戦を制しました。勝ちタイムは2分25秒6(良馬場)。最後まで脚色が鈍らず、好位から粘ったドリームコアをクビ差で捕らえる持続力のある末脚を見せました。
オルフェーヴル×ゼンノロブロイの血統的妙
父オルフェーヴル、母父ゼンノロブロイという血統。これは「東京2400の底力」を予感させる配合です。オルフェーヴル産駒は気性面の難しさで未完成感が出ることもありますが、古馬で本格化するタイプが多い。母父ゼンノロブロイのスタミナを引き出せれば、これからさらに伸びる余地があります。
デビューはダート、芝転向で覚醒
デビューからダートで3戦、芝に替わってから3連勝でG1制覇という異色の経歴。ダート出身の馬がここまで強い差し脚を見せる事例は珍しく、本物の地力を感じます。
4. 秋以降のローテーションが格を決める
ここからは私の予想ですが、ジュウリョクピエロの真価は秋以降のローテーション次第で大きく変わると思っています。
秋華賞直行ルート
京都2000mの秋華賞は、機動力・立ち回り・瞬発力が問われるレース。今回のジュウリョクピエロの長く脚を使う持続力タイプの特徴を考えると、「やや合わない」かもしれません。
エリザベス女王杯ルート
古馬牝馬と対戦するエリザベス女王杯。京都2200mは2400mに近い距離ですが、これも器用さが求められる舞台。
天皇賞秋・ジャパンCルート
私が見たいのは、こちらです。東京2000m・2400mで、牡馬とも戦う最高峰の舞台。3歳牝馬は斤量面で大きく有利になります。今回見せた「東京で長く脚を使う」持続力タイプの素質は、明らかにこちらの路線向き。
「東京2400を勝った牝馬は、だいたい強い」——これは過去のジェンティルドンナやアーモンドアイ、ジェラルディーナを見ても通じる経験則です。ジュウリョクピエロも、その系譜に連なる存在になる可能性が十分あります。
5. 馬券は外したが、競馬は続く
正直、悔しい思いはあります。
前日に「ドリームコア軸」と公言して、それが2着で外れる——競馬を30年やってきた身としても、しんどい結末です。
それでも、ジュウリョクピエロの走りを見て、また一頭楽しみな馬が増えました。
予想は当てるためのものですが、競馬の本当の楽しさは「馬を見続けること」にあるのだと、改めて感じた1日でした。
「これも競馬ですね」——前日記事に書いた言葉が、現実になりました。
でも、競馬は続きます。次は何のレースを楽しもうか、もう次の予想が始まっています。
オークスのデータ・レース結果はJRA公式で確認できます。
ジュウリョクピエロの秋のローテーションが発表され次第、また考察記事を書く予定です。

